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洋型霊柩車について あれこれ (霊柩車の内部もご覧ください)

2013年10月15日 21:40

前回のブログで霊柩車についてお話しいたしましたが、今回は洋型の霊柩車についてもう少し詳しくお話ししたいと思います。

霊柩車

霊柩車は、トヨタ、日産などの通常の車をベースに改造します。
改造専門の会社があり、霊柩車や寝台車に改造してもらいます。それは、日本車でも、外車でも可能です。
ちなみに、霊柩車や寝台車にする車種はおおよそ決まっています。後部のハッチの大きさ等が重要になるので、すべての車種が可能というわけではありません。救急車を想像して頂くとわかると思いますが、ストレッチャーというのを乗せるので、それだけの長さや幅のスペースが必要になるのです。

霊柩車内装

じゃあ、軽自動車で寝台車はないのか?というと、実はあります。当社も営業ナンバーを取得し所有しており、ホールまでの搬送などに使用しております。細い道などどこにでも行けるので、大変便利なんです。

ご遺体の病院からご自宅への移動や、ご自宅からホールの移動等で使用する寝台車の改造はシンプルです。

しかし霊柩車の場合は、火葬場まで行かれる最後のお車で、葬送の意味を含んでおりますので、出来る限り綺麗に加装しております。
見栄えは宮型以外はあまり寝台車と変わらないので、一見は分からないように思えますが、お柩をお寝かせする所の内装や、電装などとても凝っています。

当社の霊柩車の外装は、レザーを使用しております。昔から当社では改造依頼の際にレザーにこだわっております。
特にベンツは白いレザーなので、とても手入れが大変です。

霊柩車座席

車を知っている方なら分かると思いますが、レザーは劣化が激しく、固くなったり、変色したり、縮んでしまったりしますのでメンテナンスが大変なんです。
しかし、故人様の最後の送り車として、最高のしつらえをしております。偏見ですが、レザーはとても良いです。
霊柩車の出棺時に鳴らすホーンも改造しています。電子ホーンで、とても良い響きです。

ご遺族の方は、霊柩車の助手席に1名乗っていただけます。ベンツは後部座席にも席を設けていますので、特別に2名乗ることが可能です。
寝台車は2名で移動に伺いますので、後部座席に1名のみ乗車できます。

因みに霊柩車を運転するのに特殊免許は必要ありません。普通免許があれば、運転できます。しかし当社では、営業ナンバーの為、ベテランのみ運転させています。

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