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会葬御礼と即日の香奠返しについて

2015年3月18日 13:21

会葬御礼で返礼品をお付けするとしましたら、1000円~1500円以内の品物が多いです。
“お持たせ”という意味合いで粗供養品としてお渡しします。

即日の香奠返しとなると、2000円~3500円位以内の品物が多いです。
香奠返しということなので、「即日返し文面」を入れます。
その文面のおおよそ内容は、
「この度の葬儀に際しましては・・・、つきましては、拝受致しました御厚志に対して供養の印に心ばかりの品でございますが、香奠返しに代えさせて頂きます。本来ならば親しく拝顔の上御礼申し上げるべきでは・・・。」と続きます。

その場で香奠返しの品物をお渡した場合には、忌明けの時(納骨後)の香奠返しはしません。
しかし、あくまでも香奠返しは半返し、三分の一返しとすることが多いので、香奠が1万円くらいまでは2000円~2500円の品物で対応しますが 香奠が2万円以上になるとダブル返しをしなければならないと思います。
さらに「お見舞い」や「供花物」を頂いた方ですと、すべての合算の半返し、三分の一返しをすることが一般的です。

家族葬など、お身内だけで行う場合には香奠額もまちまちなので、あまり「即日返し」という形でのお返しはお勧めしません。
それに特に親しい顔の分かる方ばかりですので、きっちり半返しという形ではなく、生前お世話になっていたので多めにお返しするという親戚の方もおられると思います。

金額的には、2000円~3000円の返礼品を返しても、それを「即日返しの品物」という扱いにする方は少ないです。
喪主のお考えにもよりますが、身内さまだけの家族葬ということで、特に礼状も品物もいらないという方と、地方からわざわざ来られるので形だけはしっかりしておくという方がいらっしゃいます。塩(宗派により)+礼状+品物という形です。

次回も、即日の香奠返しについてのお話しを続けます。

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