実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
葬儀日程が延びる場合(どういう場合に延びる?)
2016年2月3日 17:11
亡くなった日か翌日に通夜、そして通夜の翌日に告別式という日取りが多いと思います。
ところが告別式までに日数が長くある場合があります。
火葬場の都合や、お寺様の予定、遺族の予定や葬儀施行場所の都合などの関係で火葬の日が延びてしまいますと、葬儀日程が必然的に延びてしまいます。
病院での病理解剖になったりする場合も、いつ戻られるかによって変動します。
地方ですと先に火葬してから葬儀をするところもございますが、川崎の地ですと火葬日が葬儀日になり、前日が通夜になります。
冬時期や夏時期は火葬場が混み合い、他の時期に比べて葬儀日程が延びることが多くなります。
また、友引きは火葬場が休みですので(もちろん営業している火葬場もありますが・・。)友引きの次の日は混み合います。
川崎のことをお話ししますと、かわさき北部斎苑とかわさき南部斎苑の市営があり、例えばかわさき北部斎苑にメンテナンスや改装工事などが入りますと、かわさき南部斎苑がとても混み合います。
日数が延びた時は、当社の安置施設でお預かりするケースが多いです。
当社には一定の温度で保つ施設があります。(17件)
近年都心部では病院等でご逝去され、自宅にお戻りになる方が少なくなり、病院からそのまま当社の霊安室にいらっしゃりご安置となる方が多くなってきました。
他に葬儀日程が延びるケースとして、ご遺族様のお考えや思いで、故人とゆっくりお別れがしたいからという理由でということもあります。
また、お子様が遠方にいらっしゃるなど、都合によって葬儀日を延ばされる方もいらっしゃいます。
会社に勤務されている方ですと、会社関係の方がお仕事帰りにお参りにいらっしゃれるようにと平日にされる方や、逆に会社関係の方が平日は時間が取れないからと土日まで延ばして葬儀を行う方もいらっしゃいます。
どちらにしてもご遺族様のお考えやお気持ちを優先して日程を決定します。
それと同時にお寺様の都合や葬儀施行場所の空き状況もありますので、平行に話しをスムーズに進めていきます。段取りの取り方などはプロの腕の見せ所とでも申しましょうか。
葬儀日を延ばして一緒にいられる時間をたくさんとりたい方は延ばします。
中には、葬儀まで一週間から10日待たれる方もいらっしゃいます。
逆に、ご遺族様方の心情や体調が葬儀日を延ばすことで負担になるので早く葬儀をなされたいという方もいらっしゃいます。
私は、葬儀社の考えではなく、ご遺族様のお気持ちを優先するようにしております。
ご提案はたくさんしますが、決定されるのはあくまでもご遺族様です。
火葬日も火葬場からの空き状況をご遺族様と一緒に見ながら空いている日や時間を決定します。
(業者の中には、火葬場が空いているのに、葬儀社の都合で「いっぱいです」という業者もいるようなので注意してください!)
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