実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
「弔問」「会葬」「参列」の違いわかりますか? ①弔問とは?
2016年9月10日 19:13
前回まで3回にわたり
「葬儀」「葬式」「告別式」の違いわかりますか?
という内容でブログを書きました。
今回と次回は【違いわかりますか?】シリーズ第2弾 (^u^)
「弔問」「会葬」「参列」の違いについてお話しします。
ご弔問・・・お通夜に来られた方に「ご弔問」という言い方をしています。
亡くなられた人の遺族にお弔いのお言葉を掛け、ご心情を察し、故人様に対し安らかにと願い祈ります。
「通夜」という字は夜を通すと書き、正に一晩そばにお籠りされ、お線香を絶やさずそばに寄り添いお弔いをすることであります。
本来通夜というとご遺族様だけ、又は近所のとても親しい方のみで、通夜でご遺族様にお悔やみを申し上げる場であるので、「弔問」という言い方をしております。
一般の方々は葬儀に向かわれました。
通夜の司会を行う際、私の場合「本日ご弔問頂きました皆様方~・・」と通夜に来られた方には「ご弔問」という表現をして区別しています。
しかし今では一般の方々は葬儀よりも通夜に向かわれることが多くなり、それが通常になりました。
昼よりも夜の方が都合がつくということがあり、通夜に行き、葬儀には来られない方も多いです。
上記で話した弔問という事ではなく、葬儀に行けないので通夜に行くという感覚であるように思えます。
実際にも、翌日の会葬者より通夜の方が大勢お越しになられます。よほどお付き合いが広く、深い方である場合以外は、あくる日の葬儀の会葬者の人数は通夜のおおよそ3分の1かそれ以下の人数です。
正に文化の変化であると思います。
今では、お通夜を自宅で行うことが少なくなり、ホール、会場、式場などで行うケースが増えてきました。
以前は自宅での通夜と同じように一晩中ろうそくの火をともし、お線香をあげられるホールなどもありましたが、今ではそういうホールなどは少なくなり、ある一定の時間で電気線香や電気ろうそくに切り替えます。
次回は「会葬」「参列」についてお話しします。
<関連ブログ>
・「弔問」「会葬」「参列」の違いわかりますか? ②会葬/参列とは?
・葬儀日程が延びる場合(気をつけることと、葬儀前の弔問について)
・通夜・告別式のマナー(喪主側の喪服と、弔問者の喪服・バッグや小物の色・メイクについて)
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