実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
「法要」「法事」の違いわかりますか? ②法事とは?
2016年9月15日 13:44
法事は、僧侶を迎え、読経、焼香、法話があり法要を終えると会食となります。
この法要から一連の流れを総じて法事とされます。
会食は精進料理で、殺生をしない料理で肉や魚を避けましたが、今ではあまりこだわりません。中華風の松花堂もあるくらいです。
飲食を行うことと人との交わりは切り離せないもので、葬儀以外でも家族で、会合で、新年会、忘年会、暑気払いなどでたくさんあります。
葬儀でも故人様との交わりを大切にする表れでもあり、「陰膳」として故人様にもお供え致します。
また飲食は、死者の魂を鎮め死の穢れを祓う力があるともされています。
宗派によりますが、葬儀に携わった方がお清めという形で飲食するということもあり、それと共に、ご弔問頂いた方へのお礼の気持ち、お手伝い頂いた感謝の気持ちもあります。
会食のことは「お斎」とも言いますが、他の言い方では、「精進上げ」「仕上げ」「忌中祓い」「お清め」などいろいろあります。
よく○○斎場という葬儀会場がありますが、この斎場という「斎」も、この会食する「お斎」できるということの名残です。よってよく「○○斎場」という葬祭会館があるのが分かります。
神道では、帰化祭、十日祭、五十日祭、百日祭、一年祭、式年祭などがあります。
キリスト教では、追悼ミサや記念式という形です。
無宗教などでは、お別れ会や偲ぶ会などという形のお食事会になるのでしょう。
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