実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
お盆について ~お盆の準備・スケジュール~
2014年6月20日 11:20
お盆行事の準備から迎え火、送り火・後片付けまでのスケジュールは次の通りです。
7月(8月)1日 釜番の一日(黄泉の国の扉が開く日)。
先祖の霊が里帰りするために旅立ちます。
提灯を飾ります。
7日 仏具や先祖の霊に供える食器を洗って準備する日。
お墓のお掃除もします。
12日 盆花を採取する日。
お盆の花は野山の花を摘んできて生けます。
13日 お盆の入り。
盆棚の飾りを済ませます。
お墓参りに出かけて迎え火を焚きます。
提灯に火を入れて先祖の霊を迎えます。
14日・15日 僧侶に読経を依頼します。
お施餓鬼をします。
お客様をお迎えします。
16日 お盆明け。
送り火を焚いて先祖の霊を送ります。
精霊流し・灯籠流しを行う(お盆の飾りを川に流す)
7月13日の夜に迎え火を焚き、16日に送り火です。
その間はご仏壇を綺麗にして、ご先祖様の位牌を仏壇より出して、食べ物を供えます。
仏壇の中や、仏壇周りをしっかりと綺麗にするということもお盆の大事なことです。
「迎え火」は、年に一度お帰りになるご先祖様が道に迷ったりしないよう、目印のために庭先や玄関先で焚きます。
迎え火を焚く期間は、13日午後から夕方までの間です。
※お墓参りをして来た場合には、玄関等の前で、ほうろくの上でオガラを焚きその上を外からまたいで中に入ります。
※お墓参りをして来ない場合には、上記と同じようにするか、玄関または門の前で内側から外にむけて行います。
「送り火」は、16日昼頃まで、玄関等の前で、ほうろくの上でおがらを焚きます。
迎え火は、ほうろく(素焼きの皿)の上に麻の茎の皮を剥いたオガラを井ゲタに積んで燃やします。そして合掌して先祖様の霊を迎えます。
※迎え火と送り火は同じ場所で行います。
<私が毎年行っていて注意していること>
迎え火や送り火の火で、お線香に火をつけ、仏壇にそのお線香をあげます。
ですから、迎え火や送り火は、風の強い日などは飛んで行ってしまわないようにすぐに火を消します。
また、お線香を持ったまま片付け作業を行うと、短くなってしまうので注意が必要です。
<関連ブログ>
盆棚とは 飾りかたは
→こちらも添付を参照下さい。