実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
通夜・告別式のマナー(喪主挨拶・告別式)
2014年9月16日 15:59
喪主挨拶は、告別式の出棺の時に次のような内容を5分くらいでお話しします。
①本日集まって頂いた御礼 ②故人生前中の御礼 ③残された家族に対するご指導のお願い ④二日間の御礼
あとは通夜での喪主挨拶と同様に話しやすい内容で、伝えたいことを整理して、故人様のお話しなども入れられれば良いです。
挨拶の際、言ってはいけない言葉がありまして、「重ねて」「重ね重ね」「度々」「ますます」などは、避けた方が良いです。
また、「本日ご出席賜りました」「本日ご臨席賜りました」などとおっしゃる方がいらっしゃいますが、葬儀の際は「本日ご会葬賜りました」の方が適切です。
具体的な言葉の「死亡」「死」も避けて、「亡くなり」「逝去」の方が良いです。
キリスト教などは、「冥福」とは使わないので「お悔やみ」「哀悼の意」と言います。
ただ、言葉ばかり気にすると言葉につまることがありますので、事前にとったメモを見ながらでもおかしいことではありません。
大切な方を亡くされ、気持ちも定まらないのがふつうですので、その時に流暢に挨拶されるのはなかなか難しいことであると思います。
葬儀に挨拶というのは、一生の内に何度もないことですので。
以前も話したと思いますが、私が京都での丁稚奉公の時は、出棺時の挨拶はほぼ葬儀社の司会者が喪主代行挨拶をしていました。(そのマニュアルもあります。)
こちらにもどってみると川崎では喪主及びご当家の方々が挨拶をされるということで、皆様とても上手に話されるなぁ~と感じました。
ちなみに当社での出棺時の挨拶文・精進落としの挨拶文は当社オリジナルで、神道、無宗教でも使用できるようにしております。
告別式での喪主の挨拶は、喪主がご高齢などの理由でできない場合には、代わって長男がされたり、親戚代表で挨拶されたりします。
親戚代表で挨拶される場合、本家とかをたてないとならない方の場合は、精進落としの席での挨拶を頼むというのも一つのやり方です。
精進落としの席での挨拶では、
①本日集まって頂いた御礼 ②故人生前中の御礼 ③ご供養のお膳の用意の事 ④お偲び頂き召し上がってください
というような内容をお話しします。
しかしご当家によってそれぞれ違いがり、そのまま献杯しないで召し上がるケースもあります。
初七日の際は、始めの挨拶(または献杯)をされますが、終わりの挨拶もされるケースが比較的多いです。
当社には挨拶の例文などをご用意しておりますので、どうぞご相談ください。
<関連ブログ>