実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
お葬式でご遺族にかける言葉について ~ご愁傷とは~
2014年11月12日 11:08
お葬式の場でよく使われている挨拶に「この度はご愁傷様でございます」という言い方があります。
ご愁傷とは「悲しむ」という意味ですので、ご遺族様にお声掛けする時に使います。
相手を気遣い「悲しいことでございます。」という意をお伝えするのです。
私の師匠である天野先生から、「ご愁傷様」というのは、亡くなった遺族だけに掛ける言葉ではなく、生きている方に掛けることもありますよ。と言われたことがあります。
ほんの少し話がそれましたが、ご遺族様にかける言葉は、「ご愁傷様です」で良いと思います。
当社でもお客様には「この度は、ご愁傷様でございます」と返答しております。
他には「この度は、お悔やみ申し上げます。」「心からお悔やみ申し上げます。」という場合もあります。
当社では、最後に「お疲れがでませんように」と添えることもあります。
そして、「ご愁傷様でございます。」と声をかけられたご遺族様は、「お気遣い頂きすみません」「お気遣い有難うございます」と返事をします。
お気持ちを伝えればよいことですので、絶対にこう返事をしないといけないということはありません。
「大変恐れ入ります」というのも会話の流れ的に言いやすいのではないでしょうか。
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