実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
彼岸を過ぎて (中原屋の理念、葬儀のお手伝いの形)
2012年10月11日 08:33
「暑さ寒さも彼岸まで」ということで、30度を超す猛暑から一転、10月に入って朝晩の冷え込みが増していますね。 体調を崩されている方も多いのではないでしょうか?
夏の暑い日に、冬の寒い日をなかなか思い出せません。 また、冬の寒い日に夏の暑かった毎日をTシャツ1枚だったということが考えられません。
夏に冬の寒さを感じ、冬に夏の暑さを感じるような、そんな感性を、とても大切に感じます。余韻を大切にするような、そんな感覚なのでしょうか。
“肌寒い、底冷え、しんしん降る雪”日本独特の「感覚」の表現は、アニメ文化の人気も重なり“日本の情緒”の一つとして捉えられているそうですね。 何はともあれ、体調管理には気を付けたいものです!
http://www.kenko60.com/koudoku/fukisoku/030.html ←季節の変わり目の体調について
感覚といえば、葬儀社がお葬式を施行することは、毎日のごく当たり前のことです。 しかし、この感覚が慣れてしまってはいけないのです。 「葬儀のプロ」の意識を持って、その慣れを良い方向に活かし臨機応変に対処することは大事なことです。 しかし、もっともっと人間くささを大切にしたご提案をしたいと心がけています。
先日こんなことがありました。
「今、うちのおばあちゃんが会葬に伺いましたが、着きましたでしょうか?足が悪いから歩道橋とかで立ちすくんでないか心配で連絡しました」というお電話です。
もちろん、面識がないのでお顔は分からないのですが、当社のスタッフは分からないながら一生懸命に探しておりました。 そんな人間くささがいいのです。
その後、無事おばあちゃんとお会いでき、先方にきちんと連絡をし安心して頂けました。
それからすぐに、エアコンの効いた会場に汗だくのスタッフの姿がありました。 周りの方はなぜ汗だくなのか分かりませんよね。でもいいんです。 そんなスタッフを本当に誇りに思います。
その汗こそが当社の理念、葬儀のお手伝いの形なのですから。