株式会社中原屋葬祭センター

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実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。

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納棺師による納棺の儀式と、旅支度について

2013年8月27日 17:30

「納棺師とは、どのようなことをしてくれるのでしょうか」という質問をいただきます。
映画「おくりびと」の題材にもなった納棺師。映画の反響はすごく、お客様の方で納棺はあのようにするというイメージがついてしまったようです。

当社では、これまでは当社社員が納棺の儀式を行っておりましたが、今では納棺師による湯灌(湯船を用意してシャワー、入浴)、着せ替え(俗に言うおくりびとスタイル)、メイクのみというオプションをご用意しております。
納棺師に行っていただきますので、お顔の修復も可能です。メイクでは顔色が良くなります。
湯灌は、「おくりびと」の映画が公開される前にもございました。湯船が置けるスペースがあれば、ご自宅でも行えます。
別途料金が発生しますので、あくまでもオプションです。必ず必要というものでもございません。

今でも当社社員による湯灌(入浴)・着せ替え・メイクも行っておりますが、納棺師が入りますとお任せしております。
当社で行う場合は無料ですが、納棺師を手配しますとそちらにお支払いする料金がかかります。

ご遺族の方々がメイクを行うこともあります。ご生前のイメージがあるので、お化粧のいできる女性がいらっしゃるならその方が良いと思います。お弔いの一つであり、ご生前を偲びながら、語らいながら、ゆっくりと・・・
綺麗になればいいというだけでなく大切なお時間でもあると私は思います。

関連して「旅支度とはどのようなことをするのでしょうか」というご質問もいただきます。
旅支度というのは、手甲を付け、足袋をはき、すねに脚絆を付けます。杖をそえ、お数珠をおつけし、笠、草履などをご用意します。ちょうど、旅に出るような様相にすることを言います。
当社では、旅支度のご説明をしながら行っていきます。
浄土真宗や創価学会など旅支度がない宗派もございます。
そしてお棺には、一緒に入れて差し上げたいもの(副葬品)をお入れください。ただし、副葬品として入れられない物がございます。貴金属、ゴム製、ガラスなどの不可燃物はご遠慮いただいております。また、厚い本や果物なども入れない方が良いです。迷信ですが、生きている方のお写真やお薬も入れないことが多いです。

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