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お葬式で使っていはいけない言葉

2014年11月18日 14:47

通夜・葬式のマナーとして使ってはいけない言葉がありますので、ご紹介します。

「死亡」「存命中」「生きている時」などの直接的な表現は避けます。
代わりに、「ご逝去」「ご生前」「お元気な時」などと言います。

「重ね重ね」「返す返す」「たびたび」「くれぐれも」などは、二度続く感じ、不幸が続く感じがするため使用は避けます。
同様に、「重ねて」「続いて」「追って」「再三」「再び」も次に続いていくイメージがあるため避けます。
あとは、「再三」「引く」というのも避けています。ですから当社では値引きとは言わず、サービスという言葉に置き換えています。

お悔やみの挨拶で、「ご冥福をお祈りします」もよく使いがちですが、仏教用語ということを意識してふさわしくない場では避けます。
「ご冥福をお祈り申し上げます」というのは、「最後のお旅立ちをし、その旅を無事に終えられ成仏して下さい」ということですから、仏式でのことです。神道、キリスト教では使えません。また、仏式でも、旅立ちがない浄土真宗、創価学会などは使いません。
他に「供養」「成仏」「往生」も仏教用語なので、神道やキリスト教の葬儀では使いません。

数字の「九」と「四」は心情的に「死」「苦」を連想されるからでしょうか、避けましょうというのを聞きます。
けれども特に絶対避けないといけない数字というわけでもないと思います。
葬儀日程でも4日14日は、普通に通夜葬儀を行っていますので。
ちなみに当社の電話番号も4343です。

ここからは、言葉というよりもご遺族への声かけの仕方について気をつけたいことになります。

病状や死因などを聞くのは、慎重にした方が良いです。事故、自殺などもありますので。
よく知っている友人などは、そういう会話ができる間柄に限ると思われます。

もうひとつ慎重にしたいのは安易な励ましの言葉です。
「元気を出して」「頑張って」などとは声掛けはしない方が良いです。どんなに親しい仲でもです。
大切な方が亡くなって、元気が出せるわけがありません。また、頑張れるわけもありません。
そういう心情を察しての接し方が大切です。
もし自分であったら、そんな風に声掛けされたらどう思うかを考えられて話しをされる配慮が必要ですし、大切なことです。

あとは、「お疲れ様でございました」です。「お疲れが出ないようにして下さいませ」の方が良いと思います。

 

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