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通夜・葬儀・告別式に参列できなかった場合の香奠の渡し方(2)

2015年12月10日 13:43

葬儀に参列できない場合は香奠を郵送されることがありますが、参列される知人に渡す方も多いです。

マナー的にどうかといわれると何も言えませんが、実際の葬儀の現場におりますと、そうされている方が多いです。
あくまでも私の実体験の話しで、葬儀マナーセミナーではありませんので参考までに。
(私が初めて葬儀の手伝いをしたのは小学校6年生の頃でした。 学生の時のアルバイトも葬儀でしたので生粋です。)

さて、参列する知人に香奠を預ける場合についてですが、香奠袋は参列する際と同じ香奠袋で大丈夫です。

前回のブログでお話しした郵送の場合と同じ様に、手紙を添えられた方が丁寧かと思います。お心が伝わると思います。

「香奠」の「奠」は“供える”“敬う”という意味があります。(以前にも説明しました。)
よってお香を供えるということにもなりますが、お香の代わりに食べ物を供えられたそうです。
現代は現金になりましたが・・・。
当社の焼香前の水引きにも「忌中」幕ではなく「奠」幕を使ってます。

別のケースとして、後日、香奠を持ってご自宅に弔問に行かれる方もいらっしゃいますが、連絡してから行かれた方が、先方もいろいろ段取りや準備ができると思います。

香奠の表書きは、浄土真宗や忌明け後は「御佛前」となりますが、たいていは「御霊前」で良いと思います。

郵送の場合と同じく葬儀後やはり一週間以内が良いと思います。

ご自宅に伺う場合には、当家のご都合にもよりますが、お参りさせていただいた方が良いです。
その際には香奠の他に「ご霊前へお供え下さい」と故人様が好きだったお菓子や果物、又はお花を一緒に持参されると、なおお心が伝わると思います。

 

 

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通夜・葬儀・告別式に参列できなかった場合の香奠の渡し方(1)

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