実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
「密葬」「家族葬」「直葬」の違いわかりますか? その①
2016年9月28日 16:57
「密葬」とは、近親者だけで行い、友人知人、会社、近所などには案内しません。
(よほど親しかった方だけは、呼ぶケースもあります。)
後日、本葬という形で行い、その際に皆様へ訃報の案内をして来て頂くことがあります。
もちろん近親者だけの密葬で終わらす方もおります。
「家族葬」とは、家族主体で葬儀を行います。
100才という高齢の方ですと、家族だけで50名近くなることもあります。
親戚の方も親しい範囲で呼ぶことはあり、その範囲に制約や規律はなく、家族の方が相談して決められます。
家族葬で行って、予想以上の会葬者が来られたということはよくあるケースです。
まわりの方に家族葬でも言わないとまずいかもしれないということで、「この度は家族葬で行います」と訃報を流すことがありますが、とても親しかった方(家族ぐるみでの付きあいなど)はそれでも弔問に来られることがあります。
今では、町会の掲示版や回覧板で家族葬で行いますというと、たいていはご遠慮されますが、訃報を流すということは、相手に来ないでくださいとは案内できないので、よくご存知の方はご弔問にお見えになることもあります。
家族葬で行い葬儀後に「この度は故人の意志により身内のみで行いました。」と流す方もおります。
もちろん、完全に家族葬で行う場合で、他に誰も呼ばないケースは、ご案内を一切流さないという方もいます。
「直葬」とは「直送」のことで、火葬場に直接送っていくということの言い回しが「直葬」になったと聞きました。戦後の話しだそうです。
よって今でも、火葬のみの場合は「直葬」といいます。
でも炉前での読経や、出棺の際のお花などのご注文、家に飾る遺影写真の注文はあります。
当社では、家族葬や直葬で行った方のアフターサービスは、より丁寧に行って、当家にご不便がないようにしております。