株式会社中原屋葬祭センター

毎日がお葬式

実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。

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ご仏壇のお供えについて教えてください

2016年9月19日 17:17

ご先祖様の月命日や法事、お彼岸などに故人様が好きだったお菓子や果物をお供えされればと思います。お菓子や果物以外でも飲物なども良いと思います。

お供え時間は30分から1時間くらいで下げてご家族様で召し上がり、腐らせてはいけません。

ご仏壇には毎日手を合わせますから、お水や仏飯も毎日お供えします。

私の考え方からですと、ご先祖様がいらしての私達であると思いますので、お客様から頂いたものや、お土産などもご仏壇に上げてから食べるようにしています。

日本全国、地方性や地域によってやり方が違うと思いますので、それにあったやり方をした方が良いのではないでしょうか。
 
お供えは毎日でも良いと思います。
ご先祖様あっての私達であると思いますので、毎日の感謝の意を込めてお供え下さい。

毎日当たり前の生活を当たり前に営めていること、無事にきょうも一日過ごせますように、また今日も一日無事に過ごせ有難うございました。

大難が小難になったこと、小難が無難になったこと。一日の内に決まりなく、心に感じた時に手を合わせることが大切だと思います。
それは仏壇の前だけではないかも知れません。

宗派によって考え方は違うかもしれませんが、必ずこうしないといけないというルールはないと思っています。

昔、沖縄の琉球山 法華経寺の鹿糠住職がご存命の時に教えてもらったことが今でも忘れません。
それは、「仏教は、上下左右なし」です。

私が京都からもどり、当社に就職し、葬儀の担当者として24歳からですから(葬儀の飾りは、小学生の頃から手伝っていましたが・・)22年になりますが、葬儀の仕事をする上でこの鹿糠上人の言葉が礎にあります。

毎朝お仏壇に入れたての温かいお茶、炊きたてのご飯、お花をお供えする家もあれば、法事などの特別な時にお水とお花という家、花は造花という家もあります。
昔と今ではお供えの仕方も変わってきていることもあります。

しかし昔も今も、故人様、ご先祖様を思う気持ちは一緒であると感じます。
車を使って、お店まで行くとします。当然早く快適に行けます。
歩いてお店まで行くとします。挨拶をしながら、風や太陽を感じ、健康的に行けます。
私は、どちらもとても素晴らしいと思います。

何もないところでも故人様に想いを馳せ、手を合わせる。
造花も水も前にはないですが、手を合わせ、心をご先祖様に合わせる。
生活の一部のような気がします。
時と場所、どのやり方も素晴らしい供養の一つと思いますが、心だけでもとても良い供養なのではないでしょうか。

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