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実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。

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「陰膳」 ~法事の席では~

2016年10月19日 16:35

法事の席で食事(精進料理など)の用意をする際は、故人様に対してお供えします。

何回忌までという決まりはなく、用意する、しないは、ご家族様が決められています。
仏壇に仏飯やお水、お茶などをお供えするのに、いつまで用意するという期限はないと思います。
故人様、佛様に対しての供養の気持ちであると思います。

「陰膳」の献立は、おひたし、煮物、汁、ご飯などでしょうが、当社の陰膳を添付しておきました。

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もちろん、会食する方たちと同じお膳を用意する家族もおられます。

陰膳は、位牌、写真の前に並べます。
並べ方は、故人様からみて(位牌から見て)手前にご飯、奥におかずのようですが、そこまで細かく、置き方にこだわる方は少ないです。
お供えするということが大切だと思います。
会食される方からみて不自然である時は、正面を御直しすることもあります。

例えば、献花などする際、本来であれば故人様の方に花をむけますが、会葬者に茎ばかりみえると見栄えが悪いので、献花の時は逆に花を会葬者の方にむけて正面を逆にしてお供えすることが多いです。

会食後、陰膳の料理は召し上がる方もいらっしゃいますが、手をつけない方もおります。
本来はお供えしたものを皆で分けて召し上がるのが良いとは思いますが、絶対に残さずお供えしたものは全部召し上がらなくてはいけないということでなく残される方もおります。処分してくださいという方もおります。
ビールなどをコップについでお供えした場合などは、たいてい飲まずに処分しています。

斎場やレストランで会食した場合は、持ち帰りはご遠慮下さいという料理屋が多いです。
すぐに食べればよいですが、皆さま食べられるタイミングが違いますので、万が一ということがあるのではないでしょうか。
火を通した食べ物であっても、持ち帰りはダメであることが多いです。

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