実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
中原屋の直葬
2019年8月30日 10:00
大切な故人様の葬送の気持ちは、直葬も家族葬も一般葬も同じであると思います。
当社はお客様に対して、びっくりさせる感動サプライズ的な演出はございませんが、
90年以上変わらぬ “まごころのご奉仕”で、
社章に示すぼんぼりのように、決して明るすぎず暗すぎない、
そっと寄り添うサービスの黒子役を心掛けております。
直葬でもいろいろな形があると思います。
例えば、出棺時にご希望の場所へ寄り道してから火葬場へ行くとか、
大好きな庭のお花を手向けたり、
出棺時に大好きな音楽をかけてさしあげたり、
棺にお別れの言葉を書き示したり…
ご遺族様のこうしたいという送り方、
お別れの仕方で最後の時を過ごされることは大切であると思います。
親戚の方が喪主様に「無事に葬儀が終わってホッとしたでしょ」と
お声え掛けされるのをよくお聞きしますが、
私は決してホッとするような終わりはないと思います。
大切な方を亡くされたご遺族様の心情は、
想像できないほど切なく苦しくその心の痛手はあまりにも大きいと思います。
私の想いの中で故人を偲ぶことには終わりがないと思えるのです。
ご遺族様に差し伸べることができる『手』は、
葬儀社としては何があるか…… 常々考えております。