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毎日がお葬式

実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。

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新型コロナウィルス感染症と葬儀

2020年5月26日 09:00

葬儀に際し、親戚の方などで遠方から来られる方には、
会葬をお断りされる当家の方を多くお見掛けします。
道中のこともあり、感染に対する配慮だと思われます。
また、小さいお子様もご遠慮されているようです。
そして通夜を行わない当家も増えてきました。
もちろんご弔問の方が来られる通夜もございます。
その際はお経は通常通り18時から始めますが、ご弔問の方々は16時頃より来られ、ご挨拶、お焼香され、返礼品を受け取り、通夜振る舞いの代わりのグルメギフト券を受け取ってお帰りになられるケースが多いです。


先日も、通夜のご弔問の方々の多い葬儀を行いましたが、まばらにみえられておりました。
訃報にも「通夜の開式は18時ですが、その前より随時お焼香はご拝受させて頂きます」と明記しますので、密集密接することは全くなく、とてもスムーズでした。
通夜後の親族様のご供養の席は、内々だけで行う方もおられますが、親族様用のお持ち帰りの食事もあれば、少し高額な多種から選べるグルメギフト券も用意しておりますので、如何なる対応も大丈夫です。(3500円、4500円、5500円、8000円、15000円)

身内での火葬のみにして感染症が収束したら後日に改めて葬儀・お別れ会をという考えもありますが、実際には、打合せの段階でそのように決められた当家も、結局最後まで打合せをしていくと規模を縮小して葬儀を行うようにされる当家が多いです。
また改めて行うということに少し抵抗があるようです。
いつになるかも定かでないというところでしょう。

どちらにしても今は、集まっての食事は避けられる当家が多いです。
感染をとても気にしておられる方ばかりです。
ますますやはり神経質になってきております。
緊急事態宣言が出る前から、近年は家族葬や直葬が増える傾向にもありました。
葬儀の文化はその時代時代によって創造され代わっていくことと思います。
文化が代わればそのやり方考え方も変わるように思えます。

今回のコロナに関しても葬儀のやり方が変わるのは必然であります。
それが今後また元に戻るかどうかというのは、分かりません。

ご遺体を火葬し供養すること、そしてご遺族様のお気持ち、宗教家によることもあると思います。
法的な手続きなどはしなくてはならないことです。

それが総合的に葬儀であり、お弔いをするということになります。

お客様からのご要望に寄り添う葬儀を形にしたのが、今の葬儀式の形になったのだと思います。

今は生花祭壇が多いですが、それも生花が入手困難になり価格が高騰したら、また白木祭壇や金襴祭壇、棺のみの葬儀になるのではないでしょうか。
または、生花祭壇に変わる映像のみになったり、その葬儀という空間を貸すことで料金を頂戴するということも考えられます。

葬儀式、その形は変わってもお弔いする気持ちは変わらないと思います。

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