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毎日がお葬式

実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。

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安置場所に決まりはある?

2021年3月29日 09:59

ひと昔前であれば、病院や施設でご逝去した場合、ご自宅に搬送してご安置するケースが多かったのですが、今では、ご家庭の事情や、スペース的に安置できないこともあり、当社の霊安室に、病院や施設等から直接ご安置するケースが増え、ほとんどがそうです。

当社の霊安室ですとコールドルームを完備しておりますので、葬儀の日が延びても安心です。通常の霊安室の他、マイナス20度まで下げられるコールドルームも8室ございます。
自宅にご安置する場合は、頭の向きを北もしくは西にします。神棚に半紙を貼って神棚封じをしたり、仏壇にも半紙を貼ります。お寺様によって「仏壇も四十九日まで扉を閉じるように」というご寺院様もいらっしゃれば「まずはご逝去されたことをご先祖様にご報告するものだ」ということで、扉を閉めてはいけないというご寺院様もいらっしゃいます。

なので、扉は閉めずに半紙を貼るやり方であれば、仏壇は封じておりますが、扉は開けてあるので、そういうやり方をしております。ベット又は介護ベットに寝ていた方は、すぐに撤去できない場合など、そのままベットにお寝かせします。その際、ローソクの火がベットに近いことがあるので要注意です。

絶やしてはいけないということで、ろうそくを点けたまま就寝されるは大変危ないので、消してくださいとご案内はしております。以前にお線香の火の点いた頭の部分だけ、ちょうどご寺院様が座る金襴座布団の下に落ちてくすぶったこともございました。

ろうそくは目に見えて火がついているかついてないか分かりやすいですが、お線香は重ねてあげて、頭だけ落ちることもありますので注意です。
公共の施設などは、何時以降は火はお消し下さいとご案内している所もございます。

また、部屋は暖めないで、風も直接かからないように注意します。

安置する場所の選び方のメリットやデメリットというのはございませんが、周りの方々にお知らせしないで家族だけで行うお葬式で、自宅にご安置されると近所の方に知られてしまうので、当社の霊安室にお願いしますというご家族様もいらっしゃいます。

亡くなられてすぐですと、どのような方法がいいのか、ゆっくり考える時間もないことでしょう。いざというときのために、前もって知っておくことが大切です。

事前相談というと、事前に契約すると考える方もいらっしゃるようですが、事前契約ということではないので、不安を安心に変えるためにもご推奨しております。また、1社だけでなく、数社から事前相談を受けることも良いと思います。いろいろな見方考え方ができると思います。

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