実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
葬儀場での写真撮影やビデオ撮影について(葬儀中の撮影マナー)
2015年1月21日 15:47
撮影禁止というわけではないので、祭壇を撮影される方はいらっしゃいます。
白木祭壇より生花祭壇を選択される方が増えましたので、綺麗に装飾された祭壇を撮影されています。
お客様の中には写真撮影を希望される方もいらっしゃいますので、その場合はアルバムにしてお渡しします。
社葬などの場合はビデオ撮影や写真撮影はよくあります。
記録として会社に保存しておくという考え方があります。
人の様子はもちろんですが、頂いた生花や花環なども撮影して記録します。
個人葬でも私が京都にいたころは、当家全員の集合写真を良く撮影されていました。
しかし川崎ではあまり個人葬での写真撮影はありません。
葬儀ですので記念にということはありません。
返礼品も口にして無くなる品物が多く、今でもお茶やのり、クッキー、紅茶などがでます。
または涙をふくハンチやタオルも多いです。
結婚式と違い、残る品物でお皿やガラスコップなどは選択されません。
携帯電話の普及に伴い、携帯のカメラで撮影される方は増えましが、撮影する方が増えたかというとあまり変わらないように思います。
葬儀の場ですので、久しぶりに会った友人と記念撮影などはありません。
常識の範囲で、そういう会葬者は見かけません。あくまでも葬儀という場ですので。
記録撮影の場合でも、あまり故人様のお顔は撮影されません。
撮影してはいけないということではないですが、お顔が入らないように撮影されます。
また当社のスタッフも入らないように気配りしています。
一般の会葬者で撮影されるのを嫌う方もいらっしゃいますので、焼香されている会葬者を撮影するのは注意が必要だと思います。
当社の写真撮影の依頼をしないで、友人や知人に通夜と葬儀の様子の撮影を頼む方もいらっしゃいます。当然、お経中も写真撮影されます。親族焼香の場面など。
フラッシュはたいてもかまいません。撮れないといけないので。
撮影される場合には、葬儀という悲しみの場であるということの認識とその場にいらっしゃる方の心情を察することが大切です。
当家も当然ですが、お参りにいらっしゃる方も皆様悲しまれていらっしゃいますので。
葬儀での撮影は、記念ということではなく、記録という意味あいでの撮影だと思います。