実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
病院からの搬送について
2013年7月12日 10:40
病院でお亡くなりになると、ご自宅又はどちらかの霊安室にご遺体を搬送しなければなりません。
(近年当社の場合、霊安室にお預かりするケースが8割~9割ほどで大変多くなりました。)
搬送は、病院に出入りしている葬儀社に依頼をしなければいけないということはありません。
知っている葬儀社に連絡をすれば良いのです。
搬送料は、当社の場合は10キロ17220円ですが、それぞれの葬儀社によって陸運局に届けを出している料金が違うので、確認が必要です。
病院からの搬送の車には、1~2名が同乗することができます。
搬送は、深夜でも、早朝でも行います。ちなみに、午前2時~4時の搬送が不思議に多い気がします。
搬送の車は通常「寝台車」というもので、車種的にはエスティマやプレサージュのような形状の車、色は目立たない白色や黒色の車になります。
ちなみに火葬場へ向かう車は「霊柩車」で、寝台車よりも加装してあるものです。
昔みたいなお宮の霊柩車は少なくなり、寝台車タイプの車の受注が多くなりました。
ご遺体を病院から自家用車で搬送することも可能で、この場合、死亡診断書又は死体検案書を所持している必要があります。
実際にお客様で、自家用車でお連れしていかれた方もいらっしゃいましたが、通常は、特殊装備してある寝台車を利用される方が多いです。
寝台車ですと、救急車と同じく寝かせたままストレッチャーの上に担架を置き、お乗せしますので、故人のお身体をさほど動かさずに搬送できます。
自家用車ですと、小さいお身体の方でしたら可能かとは思いますが、大きいお身体の方の搬送は、難しいと思われます。
中にはご遺体を遠方まで搬送されたいケースもあるでしょう。
この場合には、空輸という飛行機での搬送もあります。
空輸の段取りは当社でいたします。運賃的に空輸と陸路で大差はありませんが、空輸の場合は、お棺に納棺する必要があったり、身内の方が同じ飛行機に乗るためのチケットを購入したりしますので、その辺りの費用がかさんできます。
最後に、搬送後の葬儀についてですが、病院に出入りしている葬儀社に搬送だけお願いし、葬儀は別の会社が行うというケースも多いにあります。
搬送も葬儀も、どちらの葬儀社に依頼するかは、お客様の自由選択なのです。
中原屋の寝台車
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