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本位牌の種類と選び方

2013年11月13日 11:51

四十九日の法要までに準備をする”塗りの位牌”(本位牌)には、漆を塗ったものや、黒檀、紫檀など様々な素材のものがあります。形も猫丸型、勝美型、春日型などたくさんありますので、一度仏壇店などでご覧になって選ばれた方が良いです。当然大きさもたくさんありますし、値段も違いますから。

宗派によって位牌の形が変わることは無く、基本的に購入される方の好きな形のものを選びます。

位牌が決まったら、表に戒名と没日、裏に俗名と年齢をいれます。

位牌書き方1

戒名がない場合には、俗名で本位牌を作られる方もいらっしゃいます。

例えば無宗教で葬儀を行ったけれども、何か手を合わせる対象物が欲しいということで位牌を注文される場合です。

(当然位牌だけでなく、今は手元供養品もたくさんありますので、そちらに手を合わされてもいいでしょう。)

また、費用の関係でお寺にお経はお願いしたけれども戒名は頂かなかったという場合にも、俗名でお作りになります。火葬場の炉前でのお経だけという方も最近は増えましたので。

ところでこの位牌、家によっては多くなってしまって扱いに困る場合があります。このような場合には、札が何本も入っている「繰り出し位牌」にしてまとめてしまうという方もいらっしゃいます。

※最後に、浄土真宗の場合についてお話しいたします。

浄土真宗の場合、葬儀で白木のお位牌は使用しますが、塗りの位牌は用いません。

過去帳に書き示したり、仏壇に法名軸の掛け軸をされるのが通常です。

しかし実際には、浄土真宗の方でも塗り位牌を購入される方はいらっしゃいます。

◆◆◆ナルホドばなし◆◆◆

通夜の説法でお寺さんがよく「この世あの世は、位牌の厚さ、つまり表と裏」というお話をされます。

どういうことかわかりますか?

この世とあの世は、表面と裏面で「一体」。

表があるから裏があるように、お互いに別々ですが、二つがあって初めて完全になる。

つまり、この世とあの世はつながっているのですよということです。

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