実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
喪中は神社の鳥居をくぐってはいけない??? 鳥居の脇を通ればいいの???
2016年6月9日 11:21
神道では、「死」を「ケガレ」とすることが考えられ、神様がいる清い場所である神社へは忌明けの50日が過ぎるまで参拝しないということなのではないでしょうか。
初詣などは、お祝い色が強いので自粛した方が良いというよりは、新年を迎えておめでとうという気持ちにはなれないと思います。自分自身の気持ちが行きたくないと思いますけど。
七五三も含めお祝いごとを自粛するのは、誰に言われることではなく気持ち自体がそうであると思えます。
行く用事があれば行けば良いのではないでしょうか。
絶対に行ってはダメだということではないと思います。
お祓いして頂き、参拝ということも可能ではないでしょうか。
鳥居をくぐらず脇から行くというようなことまでしないで良いと思います。
葬儀概論によりますと、古代インドでは人間は輪廻転生すると考えられていました。
誕生の瞬間を生有、生きいる間を本有、死の瞬間を死有、死んで次の生を得る間を中有(中陰)とよび、中有(中陰)は49日間であるとされました。
この間、7日ごとに法要を行い、七七日を満中陰と言います。この49日間は、死の穢れが強い時期ということで家にこもるこれを忌中と言います。
遺族にとっては精神的に打撃を受けている期間でもあります。
そこで遺族が日常生活から離れて死者の弔いに専念し、次第に精神的傷を癒し、日常生活に復活する過程をもうけると考えられています。
死者を弔うと同時に周囲の人が遺族の悲しみを思いやることでもあると思います。
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