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お墓と納骨について (合祀墓、永代供養墓、散骨、霊園という選択も)

2013年9月18日 03:09

納骨するのにはお墓が必要ですが、地方から関東に出てこられた方の多くはお墓を持っていらっしゃらないと思います。特に遠方から関東に出てこられた方にとっては、地方にお持ちのお墓に納骨してお墓参りをするなど考えられないことでしょう。
今回は、お墓と納骨についてお話ししたいと思います。

お寺でお墓を購入し、納骨した場合は、菩提寺と檀家という関係になります。
戒名(法名、法号)などは、そのお寺から頂戴します。
お墓の値段は様々ですので、墓石屋さん(石材屋さん)と要相談になりますね。

当社では、墓石の販売はしておりませんが、墓石屋さんのご紹介はさせて頂きます。
そのご紹介した墓石屋さんより、紹介手数料や、キックバックは一切いただいておりません。
その分、安く購入された方が良いですよね。
当社は葬儀社ですので、墓石というと石材屋さんです。
よく葬儀社で墓石販売をされているところがありますが、そこでの利益を出すとしたら、
実際に機材、ノウハウ、工場がある会社は別として、墓石屋さんからの請求に上乗せしてお客様に請求するか、その石材屋さんからパーセントのキックバックがあるのではないでしょうか。
ということは、直接実際の石材屋さんに依頼された方がお得ですし、知識も豊富だと思います。
やはり、餅は餅屋ですから。

今では、宗教宗派国籍問わず継承者がいなくても管理・供養してもらえる合祀(ごうし)墓や、永代供養墓に納骨するという方法もあります。お寺が所有する室内納骨堂もございます。
お墓を購入するより比較的安価ですので、最近はとても需要があります。
しかしこちらの方法では、一度納骨されると、遺骨を骨壷から出して他の方の遺骨と一緒に一か所にまとめてしまうので、後から拾骨して出すことはできませんので、そのことをご理解の上、選択してください。

散骨(海に撒く)という方法もあります。
散骨される場合には、全部は撒かないで一部は残しておいた方が良いというアドバイスをしております。

宇宙葬や樹木葬など様々な形を耳にされたことがあると思いますが、当社では今までご案内したことはございません。

特にお寺との関係は遠慮したいという方は、霊園を選択されるケースもあります。
霊園は宗教、宗派は問わないので選択の幅が広がります。
海が好きな方は海の近く、山が好きな方は山の近く、交通の便を優先されるなら家のなるべく近くや駅近くの霊園になるでしょう。
お寺と提携していて、法事の時は宗派に合わせてお経をお願いできる霊園もあります。
もちろん、葬儀社で紹介したお寺をお呼びして供養もできます。
ただし霊園の場合、経営会社(運営会社)が変わると、規定やルールなども大きく変わることもあるのでご注意ください。
霊園には、公的な霊園と民間の霊園があります。
川崎市を例にあげますと、公的な霊園に緑ヶ丘霊堂(納骨堂)があります。預けられる方は、申請者が川崎在住の方に限られます。料金は一体32000円(20年間)で、3年以内に出されると半額戻ってきます。しかし公的な霊園は、希望者が多く抽選になります。(民間の霊園はたくさんあるので、なかなかそういうことにはなりません。)

ただ一つ、ちょっと待ってください。「お寺とのお付き合いが面倒」というのは、仏事で分からないことがなければ良いですが、分からないことや困ったことがあればお寺さんにお聞きできる関係は大切だと思います。
私も、分からないことはお寺さん(又は宗教家)へお聞きしています。
(当家に変わって伺うこともあります。)
宗派もそうですが、その土地によってお寺様の考え方や、やり方が変わりますので。
お寺さんとじっくりお話しされると分かりますが、実にいろいろなことを教えて頂けます。
余談ですが、私は中学、高校とキリスト教の学校でしたので、聖書という科目があり、必修科目でした。今になって、もっともっと勉強しておけば今に活かせたのになんて思っている次第です。

以上、お墓と納骨についてお話ししてきましたが、ご遺骨をお墓に納めず、自宅にずっと置いておいてはいけないのかというご質問をいただくことがありますので、こちらについてもお話ししておきましょう。

先のブログ「位牌と供養の形について」でもお話ししましたが、通常は49日法要(35日法要)で納骨され、黒塗りの本位拝に変え、魂の入れ替えをして、仏壇を開眼供養します。

しかし、お墓を購入するつもりでおられて、何年も自宅に安置しているお客様も実際いらっしゃいました。けれども永いこと自宅におかれると心身ともに大変なようでした。

また、葬儀で使用した白木のお位牌を本位牌に変えずに持っておられる方もいらっしゃいます。
白木位牌は年月が経過すると、色や形が変形してくるので、見た目もあまり良くありませんし、その方の想い一つなのではあるとは思いますが、私は何となく切なく感じるところです。

開眼供養は、仏壇、仏像、ご本尊などにされる方が多いです。

前にもお話ししましたが、私の守本尊 阿弥陀如来像が描かれているペンダントを自分で1週間かけて自分で開眼したことがありました。自分の魂を入れたようで、分身のようで、いつも肌身離さず持ち、何かあると願掛けしたりしていました。そこに安心感がありました。

私が思うに、開眼供養は絶対しないといけないからというか、心の持ちようなのでしょう。

仏に魂を入れると、心が開き、自然と手を合わせるようになり、気持ちが落ち着く感じになります。

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