実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
神式の通夜祭・葬場祭での作法(玉串奉奠)
2014年5月7日 11:45
神道の場合は、仏式のお焼香に相当することが、玉串奉奠(たまぐしほうてん)です。
<玉串奉奠の作法>
① 神官より垂(白紙を垂れ下げる)を付けてある玉串を頂戴して、祭壇の前へ進みます。
② 一礼した後、時計回りに葉先を手前に向けます。
③ 根元を祭壇に向け、祭壇の前においてある八足台(左右に4本ずつ足がある台)におきます。
④ 二礼し、音を立てない忍び手で二拍手し、一礼します。
⑤ 遺族に一礼し、戻ります。
当然告別式も同等に行います。
親族や会葬者も、ご自身は仏式であっても神式の葬儀ではお焼香ではなく玉串奉奠で行います。
親族と会葬者の人数分の玉串をぴったり用意するのは難しいので、足りなくなった場合は一度玉串奉奠したものを神官にお祓いして頂きローテーションで使います。
ちなみに火葬場でもお焼香ではなく玉串奉奠なので、玉串を持参します。
喪主用には、特別に少し大き目の中玉串を用意します。
神官用には通夜祭・葬場祭・帰家祭・十日祭など別々にお祓い用のおお祓いを用意します。こちらは、使い回しはできません。
他にも仏式と神式の葬儀では異なるところがたくさんありますので、次回にお話ししたいと思います。
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